最近めっきり小説を読む機会が減った。目が弱くなったせいもあるが、それよりも楽しいことが世に溢れている。テレビは有料も含めると一体何チャンネルあるんだろうか、見たいものがやっていないということはない。「面白いのないから本でも読むか」というパターンは今や存在しない。パソコンを開けば無料の映画や好きな動画がいつでも見れる。アナログの本を読むという習慣は、姿を消しつつある。でも私は小説が好きだ。自分で映像を作ることができる。
お気に入りの小説が映像化された瞬間、あまりに自分の描いていたイメージとは異なるために興ざめしたという経験は誰にもあると思う。小説は小説家の描いた枠組みの中で、読者が自由に創造性を展開させることができる魅力がある。かといって読むのは疲れる。そこで最近ラジオ小説を良く利用する。昔ほど各ラジオ局がラジオ小説やラジオドラマに力を入れていないのが残念だが、それでもいくつかはある。聞けるときは聞くが、そうでない時は録音しておく。そして夜布団に入ってからそれを聞く。暗闇の中に自分とその小説の世界だけがあり、余計なものが一切無い。
そこがいいのだ。時折そのまま寝てしまうが、それはそれでいい。また聞けばいいのだ。希望は2時間ほどのサスペンス・ミステリーものなのだが、なかなか適うものは無い。今後ますます高齢化社会になって、ラジオのほうが目が疲れなくて楽という人も増えてくるだろう。ラジオ局は年寄りのために今以上ラジオ小説ラジオドラマに力を入れて貰いたい。